知育って何?意味あるの?どんなことをいつからするの?
無関係だと思っていた私が知育に目覚め・継続できている理由を長くなりますが、記載したいと思います。
知育って聞くとお受験など一部の方々がやっている英才教育のイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。勉強という勉強をろくにちゃんとやってこなかった私からすると、知育というのはまったく自分事として捉えることができず、関係ないもの、そんなイメージでした。
この記事では、私と同じように思っている人に見ていただき少しでも知育を始めるきっかけになれば嬉しく思います。
知育について全くの無知&無関係だった私が継続して出来ている理由やなぜ知育をすることが子供にとって大事なのか、我が家なりに解説したいと思います。
知育が食わず嫌いだった過去
知育を始めるまでは少し偏見というか、固定概念がありました。お受験とか可愛そうだなーとか、そんな小さい頃から可哀想…みたいな、今となっては浅はかだった考えです。
まず知育はお受験とは関係ありません。お受験するしないは全くの別物。そして勉強が嫌いだった私からすると、知育=勉強=可哀想、というイメージがありました。
子供からすると知育は遊びです。特に毎日が新鮮で新しい事ばかりの幼児からすると、知育=楽しいこと、です。ここは結果論ですが、楽しいものだと思えるように毎日接することが大事です。
私のように学生の頃、勉強は嫌、つまらないもの、という過ごし方をしてしまうと、そうなりますが、楽しいものとインプットされれば、そう認知されます。難しく考えず、楽しく遊び感覚で知育活動をするというだけ。私にもできているので誰にでも出来ます。できないからと言って怒ったり、無理やりやらせたり、親の気持ちだけでそうした接し方をしていたら、「嫌なもの」と認識されてしまいますので、知育は親も子も楽しみながら行うことをおすすめします。
もし私と同じようなイメージ(嫌なもの)があれば、まずは今までの考えは少し置いておいて知育の世界に気軽に足を踏み入れてみることをおすすめします。それでもなんだか合わないとか意味無さそう、などイメージも変わらなければやめたら良いだけです。デメリットは特にありません。知育のハードルはとても低いです。
とは言え、何から始めればいいのか分からないと思います。
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いつまでも上には上がいると言う話
知育に力が入りだすと、まずやりがちなのはSNSで他の子供の様子をチェックすることです。初めは情報収集のためですが、いつの間にか自分の子供と他人の子供を比較してしまいます。まぁ、SNSでは承認欲求を満たす目的で良い事を投稿したくなるものです。いいねが増えると嬉しいものです。
ですが、SNSに上げている人は本当に世の中からすると一部の方々です。そこから刺激を得るのはとても良いことですが、自分の子と比較して一喜一憂するのは健全ではありません。
これが、無理やりやらせてしまったり、怒ったりしてしまう原因の一つでもあります。つまり他の子との比較によって、焦りやプレッシャーのようなものを感じてしまうためです。
そもそも知育は比較ではなく、一人ひとり子供にあった進め方をするべきです。できない時はゆっくり時間を掛けてできるまでやる。少しずつでも、出来る事が増えて行くというのが知育です。他の人のやり方を真似てみたり参考にするのはやる方が幅が広がるので良いことですが、比較の視点を入れるのはやめましょう。
昨日出来なかったことができるようになった、そこを見てあげてください。一人ひとりのペースが大事です。お受験と違うのはココです。お受験は合格人数が決まっているので、他の子供よりテストで良い点を取らないといけないので、これくらいの問題は解けないと合格できないなどはあります。でも知育にはそんなものは関係無く、難易度では無く、昨日よりも出来る様になったかどうか、です。
いつまでも比較することばかりに意識がいってしまうと、一生そのレースからは抜けられないことになります。なぜなら上には上がいるからです。あの子よりできた!と思って、上のステージに行ったら一番下でした、なんて良くあること。大人になってからも同じですよね。
No.1を目指すのは素晴らしいことです。そのモチベーションで成長できます。スポーツ界の競技の中で生きている人はむしろ必要なことですが、知育においてはNo.1になることが目的になってはいけません。知育は子供の可能性を広げるための手段です。
個の時代に必要なこと:ユニークスキル
これは我が家の解釈ですが、これからの時代は、【あなたは何者か】周りから認められるということが大切になってきます。
上には上がいるという話をしましたが、キーワードはユニークであることです。何でもネットにアクセスすれば情報は落ちています。いくら勉強をして物知り博士になってもネットの情報には敵いません。AIに仕事が奪われると言われていますが、一部の仕事はそうなっていくでしょう。詰め込んだ知識が役に立つシーンが減るのは目に見えています。
そして今後はネットがさらに発達して個人の活躍できるフィールドが増えていくでしょう。現時点でも、YouTuberやSNS等で活躍しているインフルエンサーなど、個人の力が強さを増してきています。
働き方も同様です。副業が当たり前の時代になり(何が主で副かの垣根がなくなる)、個人のスキルを発揮する場が増えていき、活躍の幅が広がるという反面、それが当たり前になってくると活躍できるスキルが必要になります。
【個】の時代になるに連れ、個の能力・スキルにフォーカスがされますが、一方で仕事は一人で出来ることの限界もあります。つまり比例してチームで動くことが重要になり、その中では個それぞれの役割が大切です。
初めに戻りますが、「あなたは何者か」です。簡単に表現すると、「〇〇と言えば〇〇さんや」と認知されることで、その領域ではユニークということです。掛け算でスキルを表現するのがわかりやすいのです。ある1つのことだけに長けているというのは、上には上がいるということになってしまいます。仕事がすべてではないのですが、分かりやすい例で言うと、「プログラムを書けて、経営センスもある」というプログラミング×経営の掛け算であったり、「コミュニケーションが得意で、シナリオも作れ、動画制作もできる」営業×構成×動画制作といった3つのスキルの掛け算を持つユニーク=唯一無二の存在になるということです。
このようにユニークな個になることは、これからの時代には必要なことの一つです。
それが全てでは決してありませんが、小さい頃から様々なものに触れて、幅・可能性を広げてあげるのが親の役割だと思います。
SMAPの【世界に一つだけの花】の歌詞にも「No.1にならなくてもいい、もっともっと特別なOnly1」とありますが、言いたいのはまさにそれです。ようやく時代がSMAPに追いついてきたわけです。
知育は小さい時こそ重要
教育も少しずつ変化していきますね。もちろん事時代にあったスキル(英語・プログラミングなど)がカリキュラムに加わったりしていますが、学校に入る前の時間で何をするかが知育です。
子どもが3歳になるまでに脳の発達がほぼ完了すると言われています。3歳を超えたからと言って遅いわけではありません。小さい頃の基礎が小学校や中学校に上がった時に役に立つものです。しっかりと幼児・幼少期に知育を取り入れた育児をしておくことで基礎を築いてあげましょう。
子供への願い
知育を日々行っていると、時間内に終わらすだったり、間違えず正解できるだったり、頭がいきがちです。私も時々そうなりますが、なんで知育をはじめたのか立ち返って考えると我に返ることができます。
これから知育を始める方々は、子供にどうなってほしいのかしっかりと可視化しておくことをおすすめします。なんとなく子供によさそうだから始めるのは問題ないです。きっかけは大事なのではなく、なぜやるのかを改めて考えてみてください。正解はないと思います。
良い学校・会社に入ってもらいたいが目的でしたら、テストでいい点数を取るということに注力するやり方がいいでしょうし、もちろん良い学校・会社に入ってもらいたいけど、それだけではなく、他の生きていく上での力も同じくらい身に付けて欲しい、ということだったらそれはそれで知育のやり方や子供との接し方もまた変わってきます。
親は知育をする「意味」をしっかり考えておく必要があります。
- 基礎能力
- 好奇心
- 考える力
- 探求心
- 人間性
基礎能力
何事も基礎能力があると、何かをやりたいと思った時に役に立ちます。プログラミングやりたい!と思ったら、数学の知識があると無いではスタートが異なります。
海外で過ごしてみたい!と思ったら英語など母国語以外の言語が使えるかで出来ることも変わってきます。
様々な基礎能力は応用をドライブさせるためにも大事な能力です。
好奇心
好奇心の大きさ=幅です。好奇心があるから様々ものに興味を持ち、出会い、触れて、体験するようになります。そうした行動を取れるようになり、経験という宝物がたくさん増えて幅が広がります。
好奇心を育むためにも、小さい頃から様々な物事に触れさせてあげるのが大切ですね。
考える力
自分の頭で考えること、これは大人でも出来ない人も多い。幼いころからの習慣だと思います。人間は考えることができる動物です。(動物って表現であっているか分かりませんが)考えることができるから、発明やサービスといったクリエイティブなことができます。自分で考えるということは、ある意味、自分で決めることができるということです。
親や誰かの言われたままに、何も考えず物事を決める、これは良くないことです。経験のある親や誰かの助言やアドバイスも聞きつつ、自分の選ぶ道は自分で決める、そのためには自分で考えるという力が大切です。
探求心
好奇心や考える力の支えになるのが、「何でだろう?」という探求心です。
月はどうして明るいの?どうして、車は走るの?水は冷たいの?幼少期に見える「なんでなんで?」の気持ち。毎日聞いていると攻撃のように感じる親もいるかもしれませんが、この気持ちを潰してはいけません、根気よく付き合ってあげる、一緒に考える、どうしたらわかるかサポートしてあげるなど寄り添うことで、探求心が強くなります。
我が家では「なんで?」と聞かれたら、答えを知っていてもすぐに答えるのではなく、『何でかな?どうしてだと思う?』などと一度考えてもらうようにコミュニケーションをとります。分からなければ、何かで一緒に調べてみる。その繰り返しです。
人間性
言わずもがなですが、スキル・能力が高いだけでいいのかと言うと違います。仕事面ではチームで活躍することが大切と説きましたが、スキルに加えて人間性は人との関わりの中で生きていく上では大切な要素です。
人間性というのは、思いやりの心や、道徳心など、要素はたくさんあり定義するのは難しいですが、人の気持ちが分かり立ち振る舞える人ではないかと思います。身近にこの人と一緒にいたいと思える人がいれば、そんな人のことです。
生きていくには必ずと言っていいほど、何かしらのコミュニティで過ごします。学校や職場、趣味のサークルや地域・ご近所など自然と人との関わりの中で生きていますし、その中で成長もしていきます。良くも悪くも。
そうしたコミュニティで生きていくためにも人間性は大切な要素ですし、人との関わりで幸せにもなり不幸にもなるのが人間です。人間性を磨いていくことも幸せに暮らすことの要素の一つだと思います。
最後に
子育てほど楽しいものはありません。そして子育てほどつらいものもない。仕事と子育てどちらが楽かと言ったら、仕事と答えます。(人によるかもですが)
大変だからこそ子育てほど親も学びが多く、子供が何かできるようになったりするのを見ると本当に感動し嬉しい気持ちになります。親として子供のために何ができるか、押し付けではなく、子供とコミュニケーションをとりながらこれからも接していこうと思います。
だからこれからも一緒に学び続ける!知育は面白い!